■著者
佐藤宣行

■内容紹介
「等身大を失った自分は/薄い残光を背負い/灰黒色の虚像を見上げていた」(「ブロッケンに遭った夏」より)著者の透徹した眼差しは、時に過ぎ去りし思い出の数々を丁寧に掬い上げ、時に今、置かれている状況を怜悧なまでに抉り出す。澄みきった心で捉えた作品は、虚実ないまぜになった滋味豊かな世界を創り上げている。共感と哀愁をかきたてられる詩集。