■著者
E・ル=ロワ=ラデュリ
A・ビュルギエール
浜名優美

■内容紹介
「歴史学の危機」と、その後。「構造」「数量」「心性」という従来の歴史叙述の柱が再検討に附されたのち、歴史学はいかなる「批判的転回」を迎えたのか。表象、行為者、ミクロなどの対象に再注目した、R・シャルティエ、F・アルトーグ、M・オズーフ、J‐C・シュミットらの論文を収録。

■目次
マレー半島における時間と空間の概念(一九八六年);世論の誕生―アンシァン・レジーム期の政治と世論(一九八七年);工場労働者の空間と経歴―二十世紀前半のトリノの場合(一九八七年);政治と社会―ファシスト・イタリアとナチス・ドイツにおける権力の諸構造(一九八八年);表象としての世界(一九八九年);沈黙、否認、寓話化―ポルトガル文化におけるアルカセル・キビール大敗北の思い出(一九九一年);時間と歴史―「フランス史をどう書くか」(一九九五年);イマーゴの文化(一九九六年);共和国理念と国民の過去についての解釈(一九九八年);身体、場、国民―フランスと一九一四年の侵攻(二〇〇〇年);世界と国民の間―アジアにおけるフェルナン・ブローデル的地域(二〇〇一年);中国における正義の意味―新たな労働権を求めて(二〇〇一年);自然の人類学(二〇〇二年);指揮者―権力の実践と政治的隠喩(二〇〇二年)