■内容紹介
ナチ時代の国家的メガ犯罪を忘れず、その反省の上に民主的社会を築こうという姿勢は、統一後のドイツの公的規範をなしている。現代ドイツの政治文化の核心をなす「想起の文化」と和解にむけた多様な取り組みを検討する。
■目次
第1部 想起の文化(想起なき記念?―ナチズム犠牲者のためのドイツの記念の地をめぐって;公的資源としての歴史―想起・世代・集合的アイデンティティ;東ドイツの想起政策と統一後の変容―ブーヘンヴァルト強制収容所をめぐって ほか);第2部 和解と平和を求めて(ポーランドとの和解に向けて―「追放」の長い影;旧交戦国との歴史対話と越境する歴史認識;相違と錯綜―独仏関係はヨーロッパ建設の原動力か? ほか);第3部 グローバル市民社会に向けて(「償いの印」―特殊な方法での補償に向けたプロテスタントの市民運動;「窓拭き」と「聴く耳」―「行動・償いの印・平和奉仕」とインフォーマルな和解;平和運動―東西対立を越えて ほか)