■著者
相川翼

■内容紹介
自閉症を通じてよみがえるカント、フロイト、ラカン。特別支援教育の現場から得た知見をもとに、自閉症者・「健常」者の経験の成り立ちの違いを詳細な哲学的議論によって活写。

■目次
第1章 「自閉症の哲学」とは何か―自閉症の学説史を素描しながら(カナーとアスペルガーによる自閉症の「発見」;カテゴリーからスペクトラムへ;自閉症の「原因」をめぐる学説の変遷;サイモン・バロン=コーエンの「共感」と「システム化」;ウタ・フリスによる自閉症の統一的把握;どのようにして自閉症を哲学するか);第2章 構想力と自閉症(構想力とは何か;“直接性に依存する構想力”;“システム化する構想力”と“共感する構想力”;“定型発達的構想力”);第3章 精神分析と自閉症(フロイトにおける一次過程と二次過程;一次過程から二次過程への移行;ラカンの鏡像段階論)