■著者
桑原直己

■内容紹介
東インド巡察師A・ヴァリニャーノの活動を通して、キリシタン時代のイエズス会の教育事業を軸に日本への宣教活動を独自な視点から紹介する。イエズス会教育の基本『イエズス会学事規程』(1599年)の教育理念は、キリスト教的人文主義とスコラ学の総合にあった。ヴァリニャーノは日本人の合理性を考え最先端の自然科学を紹介し、トリエント公会議の最新の神学を日本に伝えた。またギリシア語とギりシア古典に代えて日本語教育と日本の古典教育を採用し、先駆的な現地への適応主義の立場で対応した。本書では日本に建設されたセミナリヨ、ノヴィシアード(修練院)、コレジヨ、教区神学校などの沿革や教育内容を明らかにする。