◇内容紹介

《遊びをせんとや生まれけむ》(『梁塵秘抄』より)《おくのほそ道―越の国々》に続く日本古典文学をテクストにとった新実による歌曲3作目。2013年テノール歌手・田中良夫により委嘱・初演。有名な『おくのほそ道』の、江戸を出立し酒田で最上川を眺むるまでの前半の旅で巻かれた歌仙のなかから、作曲家自身が18の句を直観的に選び取り、全3章にまとめた。新実ならではの深奥まで響く歌心が存分に表現されながらも、芭蕉の句自体の趣きも決して色褪せない。奏楽堂日本歌曲コンクールなどで取り上げられるレパート