■著者
小谷野敦
■スタッフPOP
殺し合いも辞さない歴史上の婿と舅。文学の中に隠蔽された舅。そして現代のマスオさん。伝統的な嫁姑問題の背後から浮上するやっかいな婿─舅姑関係。少子高齢化がすすむ現代の家族をみるとき、従来とは別の視点が必要になっています。娘がひとりで、その親が昔に較べて長生きするようになった、という家庭が増えているからです。「マスオさん」と呼ばれる状態は、よく知られています。そこでは、かわいい娘を奪われたという、舅(岳父)の不快感とか怨念というものは、ないのだろうか。あるだろう、あるに決まっている。――というのが、本書の発想。「ムコシュウト問題」という視点の誕生です。古今東西の具体例を示しながら、可笑しくも、ときに凄惨なムコシュウト問題を論じつつ、ずいぶん複雑になってしまった21世紀日本の「結婚」というものについて、考えます。
■内容紹介
殺し合いも辞さない歴史上の婿と舅。文学の中に隠蔽された舅。そして現代のマスオさん。伝統的な嫁姑問題の背後から浮上するやっかいな婿‐舅姑関係。