■著者
イラド・ヨム=トフ
石川善樹
山本久美子

■内容紹介
病気になったとき、私たちは、医者に相談する前に、ネットで検索するようになって久しい。データサイエンティストである著者は、オンライン上で病気の患者や家族たちが日夜行う医療・健康にかんする検索ビッグデータを解析することで、人々のニーズを把握し、それを医療従事者に提供することで、医療サービスを改善できる、という画期的なアイディアを思いつき、挑戦する。

■目次
第1章 検索データは僕たちそのものである(オンライン行動はいかなるデータを生みだすか?;デジタルデータがもたらすリアル情報;ネットデータとプライバシーへの脅威;ネットデータを利用する研究は倫理的たりうるのか?;医学研究におけるネットデータの利用法);第2章 医者にすべてを相談できるわけではない(人はなぜネットで医療情報を検索するのか?;オンライン上の医学情報は有益か?;ユーザが提供するデータはどこまで正確なのか?);第3章 オンラインで悪化する病気―拒食症のケースから(拒食症応援サイト「プロアナ」;拒食症とメディアの関係は実証できるのか?;善意による有害な介入);第4章 みんなの検索が公衆衛生の役に立つ!(ネットデータを利用して薬の安全性をモニターする;過去から病気のリスク要因を発見する;感染症を予知するシステムは可能か?);第5章 患者が本当に欲しい医療情報とは?(「悲しみの五段階」を定量化する;検索クエリから躁うつ状態を察知する)