■著者青木笙子■内容紹介伝説的名優・丸山定夫の扮した「どん底」老巡礼の呟き―「パンのない時は蕪でも食べるよ」。無給に近い黎明期の新劇女優たちの生活は、このせりふそのものであった。貧窮の生活を打開しようと、「何でもOK、仕事を下さい」とさまざまのアルバイトを始める。細川ちか子、山本安英、高橋とよ、土方梅子ら名女優の苦闘を通して、新劇史の表舞台と舞台裏の人間群像を同時的に捉えた迫真の長篇ドキュメンタリーの秀作。