■著者
兼子仁
■内容紹介
地方自治から「地域自治」へ―国主導の「地方創生」ではない、根づき始めた「地域」の自治力をいかす法制と税財政の変革が必要とされる現在、自治権の確立と住民協働による内部自治の多制度づくりを軸に、新しい「地域自治法」の一国多制度的な進展への具体的道筋を示す。
■目次
1 地方の自治から「地域」の自治へ(自治ことばとしての「地方」と「地域」;「地域」をつくる自治体と住民;地方自治法を超える“地域自治法”);2 “地域自治”を法学的にどう捉えるか(憲法上の“地域自治権”保障;“地域自治法”の行政法的位置づけ;地域自治の“一国多制度”と行政学;多元的な地域自治を支える諸“特殊法”);3 “地域自治体”の一国多制度な展開(「基礎」自治体とその「広域連携」;都市自治体の行政法的位置づけ;「広域」自治体とその“大広域連携”);4 “地域自治権”の多制度な拡充と「政策法務」(自治体の政策的裁量権・自主解釈権と「政策法務」;課税自治権を真に確立させるために;地域自治立法の多制度な発展;地域行政執行における「裁量権」の生かし方;地域行政争訟の責任体制とは);5 住民協働が左右する地域ガバナンス(地域自治における「住民協働」原則;地域自治を担う住民のいろいろ;“住民協働自治”を表す多制度;住民につながる自治体議会;地域協治における公選首長と自治体職員)