古事記上巻より天地創生の神話を題材とする既刊《伊邪那岐・伊邪那美》に続き、本作《天の岩戸》は、アマテラスがスサノオの狼藉ぶりに業を煮やして天の石屋戸に籠り高天原が闇に閉ざされるところから、アメノウズメの神遊び(神懸かり)を見て大笑いする神々の声を聞き、戸を開きかけたアマテラスがとうとう引き出され暗闇となっていた世界が再び光で満たされるところまでが歌われる。演奏時間約15分、単一楽章の作品。前作と同様に古事記の原文をそのまま歌詞とする。日本の伝統音楽の特徴をふんだんに取り入れた楽想は、洗練されたピアノの響き