幼い男の子が成長し、老人になるまで、温かく見守り続ける1本の木。 木は自分の全てを彼に与えてしまいます。それでも木は幸せでした。 無償の愛が心にしみる村上春樹訳の世界的名作絵本。 あとがきに訳者の想いがあふれています。 「あなたはこの木に似ているかもしれません。 あなたはこの少年に似ているかもしれません。 それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。 あなたは木であり、また少年であるかもしれません。 あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。 それをあえて言葉にする必要もありません。 そのために物語というものがあるのです。 物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。」 (村上春樹/訳者あとがきより)