■著者
佐藤愛子

■内容紹介
末息子の久が心中を図り死んだ。サトウハチローとなった八郎は、いまや売れっ子詩人で、所々に女を囲っていた。節と弥は相変わらず、親に金の無心を続けている。戦争の足音とともに紅緑に忍び寄る老いの影。敗戦を迎え、節を広島で、弥をフィリピンで失った。息子の放蕩から解き放たれ、紅緑の生命もまた輝きを失っていく。

■シリーズ名等
文春文庫 さ18-30