■著者
赤木崇敏
伊藤一馬
高橋文治

■内容紹介
モンゴルがもたらした衝撃、したたかに生きた人びと。政権と地域をつなぐことばが語る知られざる帝国のすがた。ニセ薬禁止、ヒツジの税金、仏教、ムスリム…広大な領土を治めるための法令集を読み解く。

■目次
第1部 異形のことばたち(律令と典章―『元典章』はいかに編まれたか;カアンのことばが翻訳されるまで―盗賊が投降した際の使用人たちを良人とすること;地方行政を仲介する文書たち―賭博に関する賞金のこと);第2部 政権と仲介者(モンケの聖旨をめぐって―屠殺、狩猟、及び刑罰を禁じる日;カアンとムスリム―回回が喉を掻き切って羊を屠殺し、割礼をすることを禁じる;ヒツジを消費する人たち―羊・馬・牛を抜き取る決まり;宣徽院の人びと―ニセの薬を販売することを禁じる);第3部 地域と交易(戸籍と“本俗”―弟・妹を兄は他家に養子に出してはならない;身売りと火事と駆け落ちと―借金の形に身売りする場合は、一年限りの契約書を作ること;江南の顔役―職名をもたない位階官が役所を牛耳ること;モンゴルのひとたちを売りさばく―人などを海外に輸出することを禁じる)