1970年代以降の認知心理学の研究成果と、音楽理論とを対応させた最新の研究書。これまで音楽を人間がどのように認知し記憶するのかということについては、重要なテーマでありながらまとまった概説書がなく、言及されるにしてももっぱら大脳生理学的な視点からのことが多かったが、本書は現役の音楽家が最新の心理学の研究成果を援用して記したものであり、今後このテーマを研究する際に、第一にひともとくべき書となるだろう。

[目次]
序 本書の構成/謝辞
日本語版への序

第1部 認知概念