「正露丸 」は、日常おこりがちな消化器官系疾患としての下痢、食あたり、水あたりなどに有効に作用します。
本剤は主成分の日局木クレオソートをはじめ、オウバク末、アセンヤク末、カンゾウ末及び陳皮末などの生薬を配合した特異な味、においを持つすこし湿ったやわらかい丸剤で、古くから使用されています。日局木クレオソートの効果については科学的に証明されています。ご家庭の常備薬におすすめします。医薬品。

使用上の注意
●してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の方は服用しないでください。
(1)今までに本剤によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、むくみなど)を起こしたことがある方
(2)5才未満の乳幼児(のどにつかえる恐れがあります)
2.本剤を服用している間は、他の止瀉薬(下痢止め薬)を服用ししないでください。
3.長期間連用はしないでください。
4.むし歯に使用する場合、本剤は一時的に痛みを取るのみで治療効果はありませんので、痛みが治まってもなるべく早く歯科医師の治療を受けてください。また、痛みがやわらげば、本剤を虫歯の穴から取り除き、決してつめたまま放置しないでください。
5.本剤を「効能」以外の目的には使用しないでください。

●相談すること
1.次の方は本剤を使用する前に医師、歯科医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師又は歯科医師の治療をうけておられる方
(2)急性の激しい下痢、発熱を伴う下痢、血便、粘液便又は腹痛・腹部膨満・はきけなどの症状を伴う下痢のある方
(3)妊婦、妊娠していると思われる方または授乳期の方
(4)高齢者
(5)本剤又は父母、兄弟姉妹がアレルギー体質の方
(6)薬や化粧品などによるアレルギー症状を起こしたことがある方
(7)肝臓や腎臓に疾患のある方
2.次の場合には、直ちに使用を中止し、この説明書を持って医師、歯科医師又は薬剤師に相談してください。
(1)使用後、次の症状があらわれた場合

関係部位

症状

皮ふ

発疹・発赤、かゆみ、むくみ

消化器

悪心・嘔吐、便秘、食欲不振、胃部不快感

精神神経系

めまい、頭痛

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診察を受けてください。

症状の名称

症状

肝機能障害

全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。

弊社は、副作用等製品に関する情報の収集に努力しております。発売以来本剤との因果関係が疑われる副作用として、アレルギーが原因と思われる2症例の肝機能障害が報告されています。そのため厚生労働省の指導により記載を追加しました。なお、2症例の患者はリンパ球刺激試験(DLST)において、正露丸で陽性であり、その内1人はクレオソートで陰性、生薬成分で陽性でした。
(2)数日間(目安として4-5日間)服用しても、症状の改善がみられない場合
(3)むし歯痛に1、2度使用しても痛みが取れない場合

効能・効果

下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便、むし歯痛

用法・用量

1.次の量を食後(なるべく30分以内)に必ず水またはお湯といっしょに服用してください。食後以外に服用する場合には、少し多めの水またはお湯と一緒に服用し、服用間隔は4時間以上あけてください。
2.むし歯痛には、1-1/2粒を歯窩(むし歯の穴)につめてください。

年齢

1回量

1日服用回数

成人(15才以上)

3粒

3回

11才以上15才未満

2粒

8才以上11才未満

1.5粒

5才以上8才未満

1粒

5才未満

服用しないでください

【用法・用量についての注意】
定められた用法・用量を必ず守ってください。
5才以上の小児に服用させる場合には、服用量の間違いや薬剤がのどにつかえることがないよう、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

成分・分量

9粒(成人の1日最大服用量)中、次の成分を含みます。

成分

分量

はたらき

日局木クレオソート 400mg
腸内静菌、腸の異常な運動を抑える

日局アセンヤク末
200mg 腸の異常な運動を抑える、下痢を止める
日局オウバク末
300mg
腸内静菌、健胃作用、炎症を抑える

日局カンゾウ末
150mg
解毒作用、胃粘膜の障害を防ぐ

陳皮末
300mg

健胃効果
添加物として、ケイヒ、CMC-Ca、グリセリンを含有しています。

一般に「クレオソート」と呼ばれるものには、日局木クレオソート(CASReg.No.8021-39-4)以外に、石炭より抽出される工業用のクレオソート油(石炭クレオソート)(CASReg.No.8001-58-9)があります。両者はその原料、成分及び用途が異なる全く別の物質です。(CASReg.No.とは化学物質固有の登録番号です。)
大幸薬品製品にかかわる文献や、詳しい内容については、ホームページをご覧になるか、お客様相談係にお問合せください。