交響曲創作という空前絶後の試行錯誤――あの途方もない形式の根底に潜む理念とは?――生涯をかけて追い求めた先にあるものとは?クラシック音楽の中でも独自の小宇宙を形成しているブルックナーの交響曲(《習作交響曲》や《無効》も含む全11曲)を、体系的かつコンパクトに解説。膨大な一次資料と最新の研究成果にもとづき、見事な筆致で交響曲創作の背景と各交響曲の本質に迫る。「ブルックナーの交響曲の全体構想を成り立たせているのは、主題構成法から形式や楽章の特徴、