マーカス、ブラック・ミュージックのルーツを巡る新作
近年ではユネスコの奴隷制度問題「スレイヴ・ルート」に参加し、「アーティスト・フォー・ピース(音楽平和大使)」としても世界各国で活躍するマーカス。一連の活動を通じて実感した、抑圧の状況下でも音楽が人々の励みや希望となっていたという事実。本作は自身のルーツであるアフリカを訪れ、「スレイヴ・ルート」に因んだ各地のアーティスト達を迎え、セネガル、ナイジェリア、ブラジル、マリ、南米、カリブ、米南部の音楽要素を取り入れブラック・ミュージックのルーツを巡る。アフリカに祈りを捧げるかの様な「プリーチャーズ・キッド」、「ウィ・ワー・ゼア」のマーカスの魂のベース・ソロも心に染みる。マーカスの代表作のひとつに加えられるだろう傑作。(The Walker’s 加瀬正之)