■著者
谷川悠里

■内容紹介
イタリアに留学している香田節子は、行方不明となった担当教官を捜すうち、現存しないとされていたイタリアの国民文学『神曲』のダンテ直筆原稿の存在を知る。だがその内容は改竄されていた。明らかになってゆく知られざる史実。そして十九世紀の芸術家であるロダンが“真実の歴史”を世に問うため、“地獄の門”を作成した事実にまでたどり着くのだが―コペルニクス、ガリレオ、ロダン―「権力」との相剋を描き出す、企みに満ちたデビュー作。