「海ゆかば」「海道東征」「沙羅」・・・・・・
数々の名作を残し、東京音楽学校教授として数多くの後進を育てた作曲家・信時潔(1887~1965)が、戦後、武者小路実篤の呼びかけで参加した同人誌『心』に寄せた音楽随想・座談を集成。
バッハ、ベートーヴェン、バルトーク、カザルスら大音楽家たちへの敬慕、そして「海ゆかば」への思い--。
日本楽壇の礎となった作曲家の素顔が蘇る。

ベートーベンは、バッハはバッハ(小川)にあらず大海なりといって、その音楽の深遠と業績の宏大を讃えた。・・・