主砲に128mmを搭載し、副砲に75mm砲を装備、前面の装甲厚は240mm、全装備重量はなんと188トンにも達した重戦車がマウスです。1942年に開発が開始され、砲塔はクルップ社が、車体をポルシェ博士が手がけました。駆動には発電用のエンジンと走行用のモーターを組み合わせたハイブリッド方式を採用。その重量を支える履帯は幅が110cmにもなりました。1943年末にダミー砲塔搭載の試作1号車が完成、1944年には完成した砲塔を搭載した試作2号車が完成にこぎつけます。しかし、実戦での活躍は果たせないまま終戦を迎えたのです。 モデルはダミー砲塔を搭載したマウスの試作1号車を1 72スケールで再現。組み立てはもちろん、塗装も施された完成済みのモデルです。試作1号車の車体は1944年にベーブリンゲンの第7戦車補充大隊駐屯地に送られ走行試験が行われていますが、その際、砲塔の完成が間に合わず、同じ重量のダミー砲塔を搭載して試験が行われました。ベーブリンゲンで試験を行ったときの状態を全長約12cmでモデル化しています。オープントップのダミー砲塔の形状は周りに取り付けられた手すりなども再現され、リアルな塗装で重量感も表現。車体は上面のルーバーをはじめ、ハッチ類なども繊細にモデル化。ウエザリングなどの汚し塗装も施されて、質感も感じられる仕上がりです。黒のベースに透明のケースを装備したディスプレイケースにセット。コレクションにも、展示にも手軽です。パッケージに印刷されたこの車両のテスト風景の記録写真も見逃せません。1両しか存在しなかったユニークな車両はミリタリーファンのコレクションに欠かせない1台です。