ラ・スピネッタは現当主ジョルジュ・リヴェッティ氏の父によって
1977年、カスタニョーレ・ランツェ村に設立。
80年代後半にリリースしたモスカート・ダスティが、
世界中のレストランやワイン評論家から高い評価を獲得し、ワイナリーの名声が広がりました。
その後、父の後を継いだ野心的なジョルジュ氏はバルバレスコ、バローロに進出。
彼の持つ求心力と行動力で、ランゲ地方の小さな生産者をまとめ協会を立ち上げ、
バローロ近代化運動をリードしました。
現在ではトスカーナにも畑を所有し、サンジョヴェーゼ主体のワインを造っています。
ジョルジュ氏が「行う仕事の90%は畑にあり、セラーでの仕事は10%」と語るように、
ラ・スピネッタで最も大切にされているのは畑での仕事。
その年の天候に合わせたグリーン・ハーヴェストにより収量を低く抑え、
ヴィンテージ毎の特徴を出すと同時に、完璧に熟したタンニンとピュアな果実味をワインに取り込みます。
また化学薬品や化学肥料、殺虫剤は使わない有機栽培を取り入れ、
畑の約75%ではビオディナミ農法を実施するというこだわり様です。
醸造は、回転式発酵タンクと小樽熟成をフルに駆使した近代的スタイルで、
華やかでゴージャスな特徴を持った、享楽的なバローロが造られます。
カンペはラ・スピネッタのトップキュヴェ・バローロ。
こちらの区画は、ラ・モッラ村の北東に位置する
グリンツァーネ・カヴール村の中にある畑ガッレッティの一部で、
その土壌や表土、ミクロクリマは並外れて素晴らしいものです。
ガッレッティに植えられているのは平均樹齢45年から60年のブドウ樹。
バローロ・カンペはその中でも上部に植えられているブドウを使用して造られます。
7~8日間の回転式発酵タンクでのアルコール発酵の後、オーク樽でマロラクティック発酵させ、
ミディアムトーストの新樽フレンチオークで24ヵ月間熟成。
瓶詰めの9ヵ月前にステンレスタンクに移し、瓶詰め後は更に12ヵ月間瓶内熟成を行います。
パッションフルーツを想起させる華やかなブーケがあり、低収穫量による凝縮感が見事。
濃厚な果実味と力強いストラクチャーを持ち、世界中の多くのバローロファンを魅了しています。
年間生産量は僅か8000本の稀少なバローロ。
この機会に是非お楽しみください。