■著者
大坪玲子

■内容紹介
現代イエメンの経済・文化・社会に大きな影響力をもつ嗜好品カート。その生産・流通・消費をめぐる現地調査を通じて、イエメン独自のイスラーム社会を描いた民族誌的研究。商品作物としてのカートについて日本語で書かれた初の総合的モノグラフである本書は、中東世界の多様性のみならず、人類の嗜好品との関係について普遍的な理解をもたらす。地域研究を超えた人文社会科学への貢献。

■目次
序論 イエメン、カート、イスラーム;カート伝来と消費の拡大;第1部 カートを噛む(カートをめぐるマナー;消費の変化);第2部 嗜好品か薬物か(薬物としてのカート;嗜好品としてのカート);第3部 カートを作る(生産者とカート;コーヒーとカート);第4部 カートを売買する(流通経路とその効率化;商人、生産者、購入者の関係);結論 ゆるやかな関係