ウイルスはおもに接触感染と飛沫感染で広がっていきますから、これだけで拡散を防げるとは考えていません。院内の治療機器やリネン類はすべて抗菌性が高いものを採用していますし、毎日の消毒は基本中の基本です。

 この空気清浄機は、あくまでもこれまでの対策に安心材料を一つ増やしたつもりで使っています。ウイルスに対するフィルターのエビデンスがここまで明確に示されている空気清浄機は、僕が知る限りではこれ以外にないですからね。

 もともと使っていた業務用に加えて、3年前から診察室と治療室の患者さんのベッド脇にこの家庭用サイズを設置しました。感心するのはセンサーの感度の高さです。診察室に患者さんが入ってくると[ブーン]、患者さんがくしゃみをすると[ブーン]と言ってターボ運転を始める。空気が動いて舞ったホコリや飛沫を感知しているんでしょうけど、ウイルスはホコリや飛沫にくっついて移動することも多いですから、この敏感さは評価できる。

 小児ぜん息のお子さんをお持ちのお母さんから[どんな空気清浄機を使えばいいですか]と聞かれたときには、これを紹介するようにしています。




一般の空気清浄機のHEPAフィルターは[直径0.3マイクロメートルのものを99.97%捕獲するフィルター]なので、汚れた空気と一緒に吸い込まれてきたインフルエンザウイルスをそうかんたんには捕えられない。なにしろ、インフルエンザウイルスのサイズは0.1マイクロメートル前後しかない。

 信州セラミックスが特注した[アースプラスHEPAフィルター]は、フィルターの網目サイズは変らないが、網目に[アースプラス]とよばれる鳥もち(アパタイト、銀、酸化チタンの配合物)が塗ってあるので、空気と一緒に吸い込まれたインフルエンザウイルスは網目に固着化され、約2時間後には分解されてしまう。

 なぜか。

 [アースプラス]はタンパク質を分解する力を持っているので、タンパク質でできているインフルエンザウイルスや細菌たちは2時間後には分解されてしまうわけだ。

 運よく網目の間をくぐり抜けて逃げ出せたとしても、しじゅう部屋の空気の吸収、排出はくり返されていくので、いつかは網目にぶつかってジ・エンド。

 花粉、黄砂、カビ胞子、PM2.5……すべてインフルエンザウイルスより粒子サイズは大きいので、こちらはさらにかんたんに捕獲されていく。

 この[鳥もちフィルター](特許)を開発したのは、セラミック複合素材でマスクや医療用ユニフォームをつくっている信州セラミックス(創業1984年)。

 ●アースプラスHEPAフィルターの寿命目安は2年半(静音モードで24時間運転した場合)。追加注文はこちら(税込9980円プラス送料350円)。

 ※本機は医療機器ではありません。



サイズ: 幅37×奥行18.5×高さ48.5cm
重さ: 5.4kg
消費電力: 3.5W~41W
材質: ABS
電源コード長さ: 1.8m
日本製
●費電力: 3.5W~41W  ●材質: ABS  ●電源コード ●長さ: 1.8m  ●日本製