■著者
長浜功

■内容紹介
石川啄木の名は知っていても土岐善麿(哀歌)の名を知っている人はすくない。実は哀果は啄木をこの世に初めて紹介した人物であり、哀歌がいなければ啄木の今日はなかった。本書は哀果が啄木と出会い、新しい文芸誌『樹木と果実』を出そうと意気投合し、いくつかの難問に遭遇し、啄木は失意の内に亡くなったあと、その意志をついで文芸誌『生活と芸術』を刊行するまでの物語である。そして啄木の名を全国に知らしめた哀果の編んだ『啄木全集』に至る過程を加えている。