メドック・マルゴー村の中心部からおよそ1600メートル。
ジロンド河の中洲に、わずか24haの島があります。
マルゴー村に属するこの島は、
【イル・マルゴー=マルゴー島】と呼ばれています。



その歴史を振り返りますと・・・・
1875年まで、あのシャトー・マルゴーが島を所有。土壌
はシャトー・マルゴーに近似した粘土砂質で、気候はメ
ドックの陸地より温暖。霜害や干害に見舞われることが
ありません。河は海とつながっているので、満潮には適
度な水分が、干潮には自然な水はけとなり、河霧に包ま
れた神秘のテロワールを形成しています。


また島の利点として、フィロキセラをはじめとする害虫
に侵攻される心配がなく、ブドウ樹も接ぎ木ではなく、
原木のままです。島への橋はなく、東側斜面を下りた
河畔からボートで渡ります。
2001年から新たに所有者となったファヴァレル家は、
畑とセラーの大規模な改修に着手。2001年ヴィンテージ
早々から、素晴らしいワインを生み出しています。


行政区分では島はマルゴー村にありますが、原産地呼称
ではACマルゴーを名乗れず、ACボルドー・シュペリ
ュールとなりますが、メルロー主体の濃密でシルキーな
ワインは、テロワールの不思議と相まって、とてもミス
テリアスで魅惑的な味わいとなっています。


今回は久々に入荷の2014年産のご案内です。
『14%のアルコール度を感じさせないエレガントな仕上
がり。黒紫のガーネット色に、豊富なミネラル感。ブラ
ックチェリーにブラックベリー、プラムなどの香りに加
え、かすかなチョコレートとハーブのニュアンス。そし
て、メルローの方が比率が高いにもかかわらず、カベル
ネらしい清涼感ある辛口の果実味が見られるところはい
かにもマルゴー。また、タンニンはしっかりながらも柔
らかく上品な甘みを持ち、酸は穏やかで全体の構造支え、
その奥にスパイスとほのかなバニラやキノコの風味を持
つ、実に複雑な味わいなんです。このエレガントでバラ
ンスのよい風味は、マルゴーの片鱗に触れられる赤とい
えます。』


1740年から1875年まで1世紀以上にわたり、あの[シャト
ー・マルゴー]が所有していたボルドーで最も神秘的な
場所、「マルゴー島('Lle Margaux)」で生まれた
[ドメーヌ・ド・リル・マルゴー]!!


ACマルゴーを名乗ることができないものの、そのテロワ
ールゆえにACマルゴーを彷彿させるエレガントな特徴を
持つ1本です。

ボルドー好きのみならず、すべてのワイン愛好家なら一
度は経験したいワインでしょう。