■著者
立木康介

■内容紹介
男の享楽、女の享楽。ラカンの名高いテーゼ「性関係はない」。これは愛についての精神分析が語りうるすべてなのか。もちろんそうではない。フロイトの発見をこのテーゼに昇華させたラカンは、しかし愛について語ることをやめなかった―たとえば宮廷愛について、あるいは狂気の愛について。運命的な愛の彷徨いを描いたブルトンやデュラスを導き手に、このテーゼの奥境に向かう。