■著者
ハリー・ムリシュ
長山さき

■内容紹介
人間の創造とそれに伴う危険。最初に聖書の「創世記」が引用され、次に中世のユダヤ人ラビ「聖職者」が王に頼まれて泥からゴーレムをつくる物語、最後に現代社会で無機物から生命体の創造に成功した科学者の数奇な運命が語られる。物語の背後にカフカの存在がほのめかされ、読者をもうひとつの物語へといざなう幻想的長篇。