■著者
クリストファー・ベリー
田中秀夫
■内容紹介
本書は、アダム・スミス『国富論』が描写した「商業社会」の理念が、スコットランド啓蒙思想家に共通の理念であったことを詳細に描き出すものである。啓蒙と商業が不可分の関係にあり、富と自由をもたらすとしても、繁栄の陰に生じる貧困をいかに解決するか、政治と徳の次元における腐敗の可能性にいかに対処すべきかといった問題に対する、スコットランド啓蒙思想家の根源的な取り組みを浮かび上がらせている。それは市場社会に生きる我々現代人が顧みるべき遺産である。
■シリーズ名等
MINERVA人文・社会科学叢書 220