■著者
石橋蘭子

■内容紹介
街の法律相談所、とある弁護士の元に一件の離婚相談が入る。相談者は三武春菜、内容は夫である三武哲史が離婚届と置手紙を残して失踪したというもの。手紙は最後「世界が終わる前にどうしても探し出さなければならない女がいる」で締めくくられていた。しかし、哲史の失踪後どんなに春菜が調べても浮気の痕跡はひとつもなく、出てきたのは哲史が登録したと思われる誰とも繋がっていない偽名のフェイスブックアカウントと哲史が過去に書いた脚本ノート一冊だけだった。弁護士はそれまでの哲史の奇妙な行動や言動、脚本ノートを読み進めていくうちに、この案件に興味を惹かれていく。