レハールといえば、〈メリー・ウィドウ〉をはじめとしたオペレッタ作品で広く知られる作曲家ですが、当時のオーストリア=ハンガリー帝国で生まれた彼はウィンナ・ワルツの作品も残しています。ワルツ〈金と銀〉は、1899年にパウリーニ・メッテルニヒ公爵夫人から委嘱され、1902年の舞踏会でレハール自身の指揮により初演されました。このときの舞踏会のテーマが金と銀であったことから、天井には金の星が散りばめられ、壁には金と銀の装飾が施され、銀の照明に、金と銀をあしらった衣装が映えたといいます。曲中でもグロッケンシュピール