四国八十八ヶ所、弘法大師修行の軌跡を辿る。著者自ら「巡礼」を経験し、三年の歳月を掛け創作された楽曲。
全四章で構成される本作。シンプルで繊細なモチーフと、繰り返し奏でる流麗な読経が強く印象に残る。お遍路を通し感じた情景、悟りを、真言と著者自身の言葉で描く。祈りの作曲家、渾身の作品。

<まえがき>
高松混声合唱団から新作の依頼があったのは2011 年のことです。依頼は嬉しくはあるものの、同時にどんな作品・テキストにするかの労苦の始まりでもあります。此の度もそうでした。たくさんの資料