■著者平野純■内容紹介ブッダの教えに発する仏教は、誕生以来二五〇〇年の歴史の間に二度の大きな「革新」をもった。一度目は、小乗仏教に対する大乗仏教による革新。二度目は、大乗仏教に対する密教による革新。『般若心経』が作成されたのはほぼ四世紀頃、この二つの「革新」のちょうど中間の時期にあたっていた。その結果、『般若心経』は、前者の革新と後者の革新の予兆を経典の内容として盛りこむ“稀有な経典”になったのだ。最新研究により“地に堕ちた経典”とされた262文字の真実。