■著者
デイヴィッドM.ベルーベ
熊井ひろ美

■内容紹介
下巻ではまず経済産業界におけるナノテク開発とハイプの様相がとりあげられる。そこではハイプとバブルに向かう傾向と、徹底した現実主義が表裏一体となっている。本書全体のなかで見ると、経済関連メディア発の情報の偏りと目敏さの両方が浮き彫りになる。最終の二章で著者は科学技術の社会的・倫理的影響(SEIN)の研究の意義を訴えつつ、SEINをめぐる産・官・学の関係者それぞれの思惑と事情を率直に明かしている。科学技術と社会が相互作用する領域をユニークな手法で提示し、社会に駆動される先端科学技術の姿を映し出す本書は、21世紀における両者の関係を理解するための必読書となるだろう。日本のナノ・ハイプに詳しい監訳者の解説を巻末に付す。