京水菜が自然交雑してできた品種で、漬物・炒め物・和え物・サラダにと、ご家庭の食卓の万能野菜!
ピリッとした辛味と風味が人気の秘密の京野菜『京壬生菜』!

 

 

 

京壬生菜の歴史
壬生狂言で有名な京都市中京区の壬生寺付近で栽培されていたことにちなみ、この名前がつけられた。栽培の起源は、数百年前の1800年代からといわれています。また、壬生菜が栽培されはじめたのは文化年間(1804~1817)の頃といわれています。

当時、壬生寺でカンデンデンという鉦太鼓(囃子につかわれる鐘と太鼓)で演じる壬生狂言の奉納を見にいくのに、菜の畑の向こう側に壬生寺が見えたといわれていることからしても、当時、壬生地区ではかなり栽培されていたことがうかがえます。

現在、壬生菜といわれている菜は、1800年代に入って京菜の1変種が自然交雑してできて壬生地区に多く植えられたもので、これを京壬生菜と呼ぶようになりました。

◆ 壬生の狂言 『カンデンデン』
カンデンデン
鎌倉時代末期(1300年)に、壬生寺を再興したといわれる円覚上人が仏教の教理を説くために始めた無言劇が起源とされています。

京都市中央区にある壬生寺で行われる、鐘・太鼓などの狂言で、国の重要無形民俗文化財の「壬生大念佛(ねんぶつ)狂言」(壬生狂言)です。正式名称は、壬生大念仏狂言といわれ、通称『壬生さんのカンデンデン』とも、いわれています。

現在でも、春の大念沸会(4月下旬)・秋の特別公開(10月の連休)・節分の公開(2月初旬の節分の前日と当日の二日間)が行われています。

わが国でも珍しい仏教パントマイムで700年の歴史を持つ京の代表的民俗芸能。演者が舞台端に積み上げた約千枚の炮烙(素焼きの土鍋)を舞台下に一気に落として割る『炮烙(ほうらく)割り』なども行われる。1000枚近い炮烙が3メートルの高さの舞台から落とされる様は、まさに一興であるといえるでしょう。
京壬生菜の食味

京水菜とは違い、葉の切れ目がなく丸葉なのが特徴で、ピリッとした辛味と風味・香りがよく、さっぱりとした口あたりをしていますので、漬物や炒め物・和え物・サラダなどなど、さまざまな用途に合います!

壬生菜の浅漬けにゆずやすだちを数滴しぼって、一緒に食べるご飯の味は、格別で、幸せを感じる一品です。明治時代の東京では、酒屋さんがお得意先に配るお歳暮の京野菜として、京壬生菜が使われていたようです。


京壬生菜2
京壬生菜の栽培

種蒔きは、4月下旬~9月上旬。収穫期は、6月中旬~11月上旬。
畑からプランターまで幅広く栽培することができる品種です。

京壬生菜は、春から夏に蒔く場合、アブラナ科植物には害虫がつきやすいので気をつけましょう。見つけたら、取り除いてください。家庭菜園で栽培をする場合、畑やプランターでも防虫ネットなどをかけてやれば農薬を使わずに、無農薬で栽培することも可能です!

京壬生菜の栽培日程表

 

 

 

 

京のお漬物にはかかせない野菜のひとつ!