Occidental(オクシデンタル)

オクシデンタル ソノマ・コースト ピノ・ノワール

カリフォルニアのシャルドネ王がソノマ・コーストで世界と比肩するピノ・ノワールに挑む新たなプロジェクト。まるでブルゴーニュのグラン・クリュを思わせるスタイル。

通称“カリフォルニアのシャルドネ王”と呼ばれ、手掛けるワインはときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」と言われ、世界最高峰と言われるシャルドネとピノ・ノワールを生産しているスティーブ・キスラー氏が、1978年の設立から実に40年の時を経て、「ソノマ・コーストの地で、世界と肩を並べられるピノ・ノワールを造る。」という目的の元、取り組んでいる新しいプロジェクトがオクシデンタルです。

オクシデンタルは、海岸に面したボデガ・ヘッドランズとオクシデンタル・ステーションの2つの畑のブドウを使用して造り出されます。この地域は、キスラー・ヴィンヤーズの所有する畑が位置する地域の中で、最も冷涼で、ブドウが遅く熟す場所として知られています。1980年代初頭にスティーブ・キスラー氏がブルゴーニュのあるグラン・クリュから持ち帰ったという非常に貴重なピノ・ノワールを、綿密なフィールド・セレクションにより植樹し育てたもの。他のクローンとの交配が起きないよう注意し、単一の母株として繁殖させてきました。造り上げたワインは、厳しくチェックを行い、評価し、優良な株を増やすという地道な努力を繰り返しました。

こうして、実に20年以上の時間をかけて改良を重ねて磨き上げ、ようやくスティーブ・キスラー氏の理想とするワインを造り上げました。

1haあたり約3000リットル以下とグラン・クリュ並みに収量を絞り果実を均一に成熟させるために生育期中に2〜3回と収穫前に房を間引きします。ブドウの収穫はすべて夜間に行い、温度を約10〜13℃に保ったままワイナリーへ搬送。丁寧な選果をした上で、ブドウの大部分は破砕せずにそのまま発酵槽へ投入します。穏やかに抽出を行うため、工程中は温度を約30℃以下に保ち、ピジャージュの回数を最小限に抑え、フレンチオーク樽で熟成させます。こうして造り上げられるワインは、畑の特徴を色濃く反映した繊細なピノ・ノワール。カリフォルニアの多くの生産者の憧れである、ブルゴーニュスタイルのピノ・ノワールに大きく近づいたと、各評価誌で高い評価を受けています。

キスラー・ヴィンヤーズ

ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕するカルフォルニアの至宝

キスラー・ヴィンヤーズは、スティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって、1978年にカリフォルニアのルシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されたワイナリー。スタンフォード大学で学士号を取得し、現在も所有者兼ワインメーカーを務めるスティーヴ・キスラー氏と、マサチューセッツ工科大学助手であるマーク・ビクスラー氏によって、ブルゴーニュを手本としたワイン造りが行われています。通称“カリフォルニアのシャルドネ王”と呼ばれるスティーヴ・キスラー氏の手がけるワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」と言われ、カリフォルニアのみならず、世界最高峰と言われるシャルドネとピノ・ノワールを生産しています。

カリフォルニアにおいてはブドウの栽培と醸造は分業化され、ブドウを購入してワインを造るスタイルが主流であるのに対して、キスラーは現在、10カ所以上に120エーカーもの自社畑を所有。ブドウ畑の名をキュヴェに冠したワインをリリースしています。ワイン造りにおけるキスラーの理想はブルゴーニュスタイル。そのため、設立当時ステンレスタンクが主流だったカリフォルニアの方法とは異なり、フレンチオークの木樽で一次発酵とマロラクティック発酵を実施。発酵には野生酵母を使用し、清澄やフィルタリングは行わずそのまま樽の中で熟成させるという、ブルゴーニュ同様のワイン造りをいち早くカリフォルニアで確立したパイオニアです。

従来、凝縮感溢れるパワフルなスタイルが特徴と言われてきたキスラーのワインですが、近年はよりテロワールを表現し、ブルゴーニュに通ずるフィネスを追及したエレガントなスタイルにシフト。洗練されたミネラルと酸を基盤に、樽の良い要素だけを取り入れて抜群のバランスで全体をまとめ上げています。また、近年カルトワインとして名高い「コスタ・ブラウン」や「ギャップス・クラウン」を所有するビル・プライス氏を新しいオーナーに召聘し、新体制でワイナリーを運営。スティーヴ・キスラー氏の指導の下でのワイン造りはそのままに、より質の高いワインを造るためにさらなる変革を続けています。

スタンダードキュヴェから単一畑まで際立つ希少さと品質の高さ

キスラーの所有する畑は、ほんの数メートルの標高差や位置の違いなどで全く異なる気候となる「マイクロクライメイト」。そのため、気象条件と土壌の違いがワインの個性に大きく影響しています。そのような畑ごとの個性の違いを表現したのが、ワインに畑名を冠して造られている単一畑のキュヴェ。現在ソノマ・コースト、ソノマ・マウンテン、カーネロスと3つのエリアから実に10種以上のワインが生産されています。さらにキスラーではこの他に、畑名の付かない地域名を冠するスタンダード・キュヴェも生産。複数の単一畑のブドウがブレンドされ、ワイナリーとしてのワインスタイルを分かりやすく表現し、若いうちからキスラーの真髄を堪能できる1本と言えます。いずれのワインも、多くのこだわりを持ってごく少量ずつ仕立てられるため、全キュヴェが生産量1万本–2万本ほどと稀少。単一キュヴェの全てのボトルには製造ナンバーが付けられており、愛好家の垂涎の的となっています。

赤紫系の果実のアロマや、ラベンダー、ミントやバラの華やかで複雑な香り。口に含むと、非常にはっきりとした輪郭に、果実やミネラル感など、多くのニュアンスが折り重なった風味が口の中に広がります。力強く、素晴らしい熟成ポテンシャルを感じさせる味わいです。

色・タイプ 赤/フルボディ/辛口
品種 ピノ・ノワール100%
容量 750ml
産地 アメリカ カリフォルニア州/ソノマ・コースト