■内容紹介
デザインの哲学に多くを期待するのは間違っている。多くではなく、すべてを期待することだけが正しい―本というものは、その装幀や造本も含めて、記憶のための装置でもある―エリー・デューリングのプロトタイプ論の作品は、ブルース・スターリングがデザイン・フィクションにおいて重視する具現化された制作物に通じている―デザインにもっとも重要となるのは、身体的な経験に根ざした感情ではなく、抽象的認識としての概念を操作する理性だ―デザインは、ゲシュタルトと律動の配置であり、要素と空間の関係、言葉と沈黙の間のメッセージ、意味と無意味の差異として現れる―デザインについて、そもそもどのように考えたらいいだろうか?