わが国の作曲界の重鎮である尾高惇忠が、三越左千夫、三好達治、中原中也、立原道造の詩に作曲した、瑞々しい合唱曲集。オリジナルは女声合唱で、作曲者がまだ30代の頃の作品。時を経て混声合唱となっても、その魅力はいささかも衰えない。全7曲。<まえがき> ずいぶん昔の話、1970年パリ音楽院留学を終えて帰国したばかりの私は芸大で作曲理論を教えていたが、本来の作曲家としての仕事は殆ど休止状態だった。 そんな私に、それでは困る、と合唱曲の依頼を下さったのが恩師小川尚子先生だった。