■著者
日下紀子

■内容紹介
技術の発達により私たちは「待たなくても済む」社会を生きています。しかしそのようななかでも、リアルな人と人の間ではどうしても、目の前にこの人が「いる/いない」こと、こころの内にあの人が「いる/いない」ことが、私たちの生きる力に大きな影響を与えてはいないでしょうか。それは心理療法も同じで「セラピストの外的ないる/いないと内的ないる/いないが(常に移ろいながら)重要となってきます。本書はそうしたプロセスを「孤独」「さびしさ」の視点から読み解きます。

■目次
不在のあらわれ;理論篇 こころの現象とこころの機能(母子関係にみる不在;セラピストのこころの機能;セラピストの不在が及ぼす影響);実践篇 往還するものと二重性なるもの(不在の対象からの攻撃をめぐって;孤独感の再演としてのかなしみ;セラピストの内的な不在);不在の彼方にあらわれるもの

■シリーズ名等
アカデミア叢書