■内容紹介
東京電力福島第一原子力発電所事故によって、原子力に対する信頼は大きく失われました。「安全神話」への失望や反発は当然ですが、原子力の利用や管理一般に関して根拠に欠ける情報が飛び交う状況に至ってしまったのは危険です。原子力利用は、医療など様々な分野に広がっていますし、特に事故原子炉の廃炉が長い年月にわたる課題になる中、正しい知識や管理技術の継承が失われることで、かえって、危険が増してしまうからです。第1分冊では、事業者や政府から独立した専門家の立場から、東電事故の全体像と原子力の安全管理に関する問題点について考えます。