■著者田中智志■内容紹介神の言葉か、成功の礎か―「人格」をめぐる相克の歴史。普遍的な善と愛をめざす道徳的人格の陶冶から、個人の業績と成功を指向する機能的人格の開発へ―近代アメリカ教育におけるこの人格形成概念の変容過程を、一次史料に基づき精細に跡づけた労作。日本の学力偏重教育に露骨に見られるように、市場経済の進展のなか、今や学校は世俗的成功のための過酷な競争の場と化しつつある。充実した歴史研究であるとともに、こうした現代教育に対する根源からの批判の書。