◇掲載内容

70年代、日本各地に「ロック喫茶」があった。レコードは高価で手に入りづらい時代。高校生から社会人まで、客はコーヒー1杯で何時間も粘り、大音量で流されるロックを聴いた。店主それぞれの個性で流されるロックが、そのまま客のロック嗜好となっていった。ロック喫茶の店主は今でいうDJであり、ロックの伝道師であり、時には人生の師でもあった――。
そうした魂を受け継ぐロック・バー。そこには今も店主それぞれの個性でロックが流れる。客はその「個性」に惹かれ、夜な夜な集い、ロックに耳を傾ける。そ