2003年、実に13年の沈黙を破り歌手活動を再開した萩原健一。本CDは、それに合わせる形でリリースされた、ショーケン自身の選曲による徳間ジャパン時代のベスト盤。テンプターズ解散以降、はじめての本格的な歌手活動となった77~84年にかけてのこの徳間時代は、“ロッカー”ショーケンの醍醐味が味わえる最高の時期といえる。
???名作との呼び声高い『DONJUAN』『デランジェ』からの曲はもちろん、いまやショーケンのレパートリーと言っても過言ではない「ラストダンスを私に」や、BOROの名バラード「大阪で生まれた女」がライヴ・ヴァージョンで収録されているのもうれしい。TV出演の際、13年ぶりの活動再開の理由を訊かれた彼が、「今の50代にもう一度元気を取り戻してほしいから」と語っていた。かつてショーケンのロックに熱狂した世代にこそ、もう一度聴いてほしい1枚だ。(木村ユタカ)