■著者
安岡昭男
■内容紹介
明治外交の懸案であった条約改正をなしとげた陸奥宗光。幕末の激動期に藩閥ではない紀州に生まれたが、頭角を現し、農商務大臣についで外務大臣にまで上り詰め、剃刀大臣の異名をとるほどの活躍ぶりであった。しかし、病魔には勝てず、日清戦争の二年後に五〇代半ばの若さで世を去った。彼の人を見る目も鋭く、彼に見出された星亨・原敬・林董・小村寿太郎らの逸材がのちに活躍することとなる。本書では、彼の政治家としての評価はもちろん、その交友や家庭人としての姿も含め、回想や逸話などを交えて、多角的に人物像を描き出しながら、その行動の基となった思想を明らかにしようとした。
■シリーズ名等
Century Books 人と思想 193