■著者穐山巌■内容紹介「ライター貸してくんねかい?」カワセミに夢中になっていた私の後ろから、不意に若い男の甲高い声がした。振り返ってみると、百八十センチもありそうな痩せた男が、迷彩服を着て立っていた。その肩先に黒光りのする銃口が見える。私は一瞬背筋に冷たいものを感じていた。軍人とか、あるいは自衛隊などに対するアレルギーのようなものが私にはあるのだ。