■著者
伊藤之雄
川田稔

■内容紹介
なぜ、東アジアにおいては、いつまでも相互不信が渦巻いているのか―。そもそも東アジアには、歴史に深く根ざしたアジア連帯の意識はなかった。19世紀後半に列強が本格的に進出してきた中で、日・中・韓の人々は、東アジアという認識を外から与えられ、また列強の価値観を意識することにより、東アジアを自覚するようになった。20世紀前半の日本は、観念的なアジア連帯論と普遍主義の間で揺れ動き、隣国から疑惑の目で見られ、普遍主義を掲げる列強の警戒感を呼び起こした。21世紀の国際社会の中で、はたして日本と東アジアは安定した未来を築くことができるか。

■シリーズ名等
MINERVA人文・社会科学叢書 120