中世ペルシアを代表する詩人、オマル・ハイヤームの4行詩集「ルバイヤート」(竹友藻風による邦訳)をテキストとする無伴奏混声合唱のための組曲。2010年12月、合唱団「葡萄の樹」(指揮:伊東恵司)により委嘱・全曲初演された。原詩の世界を思わせる旋法的な響きとロマン和声が織りなす音像が印象的に響く。一方、典雅な文語体で書かれた邦訳の「言葉」と「音楽」をどう存在させるか、作曲者はオーソドックスな語法の範疇でア・カペラの多様性を試みた。アンサンブルの形態は様々に変化し、器楽的な面白さに富んだ作品。各曲の演奏時間は2