■そもそもレンコンとは

蓮(はす)の地下茎が肥大した部分を言います。根の部分に見えるので、蓮の根、蓮根(レンコン)と言われるようになりました。実は蓮の若葉も、花が散った後の実も食べられるんですよ。

日本では、おせち料理に欠かせません。カットした時の空洞が向こう側まで続くことから「先の見通しが良い」と縁起に良く、何しろ美味しい逸品です。

産地によってレンコンの品種が違うのも面白いですね。例えば、関東地域では1節が丸く短い品種(ダルマ系)が好まれ、関西地域では、細長いレンコンをよく目にします。


■大きく2種類に分かれるレンコン

在来種・・・元祖レンコン
奈良時代以降に中国から伝わったと言われています。スラリと細長く、少し茶色がかった肌色で、中国種よりも粘りがあり、切ると糸を引きます。肉質は柔らかく味が濃いのが特徴です。しかし、地下茎が深く手間がかかって収量が少ないため、今では関東、東海地方など一部で少量出荷されているだけです。

中国種・・・現在主流のレンコン
地下茎が浅く伸び、ふっくらと太いので掘り出しやすく病気に強いため、現在市場に出回る殆どのれんこんは明治以降に中国から導入された、この中国種です。シャキッとした歯ごたえがあり、肉厚なのが特徴です。全国生産量30%を占める茨城県ではこの中国種が栽培されています。


■太陽くんちの備中種レンコン

元は中国種として、明治初期に長崎県に渡ってから、岡山県が起点となり各地に広まったとされています。現在では、徳島と愛知の一部で栽培されている品種です。一般的な中国種よりも細めで、在来種と中国種の中間的な外観、特徴をしています。シャキシャキ食感が強く、レンコンらしい風味、味わいもあって、ふたつのイイとこ取りをしていると言えますね。
徳島県で主力品種だった備中種ですが、実はどんどん他の品種にシフトして減ってきている品種でもあるんです。


■稀少になりゆく備中種レンコン

近年、備中種を栽培する農家を悩ませる「腐敗病」。
とくに備中種はこの腐敗病に弱く、使用できる農薬もないので、対策が難しいんです。だから、比較的被害が少なく収量を見込める品種に切り替える農家さんが後を絶ちません。結果、ロータスや大白(おおじろ)、金澄(かなすみ)の早生といった品種が増えています。農家さんだって生活がかかっているので、作ってみた→腐敗した→稼ぎゼロ、という訳にはいきません。
だけど、太陽くんは「備中種」の美味しさや魅力を知っています。受け継いだ基本の栽培方法に加え、新しい方法も導入し、様々なやり方にチャレンジしています。通常、収穫を終えた畑に残されたレンコンの残骸(規格外やクズなど)を放置するところが多い中、必ずすべて掘り出して田んぼをきれいにしています。それから、基本はずっと水を張って管理しています。前例がないので正解が何かは手探り状態です。でもその努力を怠らない姿勢が実を結んでいます!
だから、胸を張って美味しいレンコンをご紹介できるんです!><