■著者
安西美穂子
■内容紹介
馬たちは、馬として生まれてきて、人間のことをどう思っているのでしょうか。彼らにもちゃんと心があります。喜怒哀楽などの情緒は人間と一緒、あるいはそれ以上に発達しているとも言われます。人間のために走る運命を、彼らはどのように受け止めているのでしょうか。運命を受け入れてがんばるタイプ、反抗して怒りまくってるタイプ、嘆いて泣いてばかりいるタイプ…彼らは人間と同じようにいろいろな性格を持ち、いろいろな季節を過ごしているのです。そんな彼らを観察していると、ちゃんと恋をすることがあるのもわかります。親友をも持つこともあります。馬どうしで仲がよかったり、人のほうが好きという馬もいたり。彼らは命をかけて数々のレースを乗り越えていくので、厩務員さんとの絆は、何にもまして強く、そしてやさしいものです。そこには、夜が明けるまで聞いていたい、ラブストーリーが見えてきます。彼らからそっとラブストーリーを聞いて、それを皆様にお話したいと思います。心をこめて…。