■著者
E・J・ディロン
成田富夫

■内容紹介
問題作『クロイツェル・ソナタ』翻訳秘話、心ならずも巻き込まれた「新聞戦争」、文豪を取り巻く人々との温かい交わり…知られざる逸話に満ちた、アイルランド生まれの知識人による記録。19世紀末葉、文学作品の翻訳から始まり、トルストイとの個人的関係を築いていった著者ならではの体験と、そこから育まれた観測。新たなトルストイ像を形造る試みを通じて、若くして一生の思いを懐き続けたロシアを語る、著者の遺作、遺言ともいえる作品。